2013年7月30日火曜日

ネズミーランド

フクシマの原発が    ネズミによって


電源が故障したと   報道されたのは   いつのことだっけ


どうしてそのとき   気づかなかったんだろう



ネズミは干支の   一番始め


結界を編む   生き物


そのネズミが   原発の電源で死んだというのは


電源を故障させたのは


フクシマの   東北の


古い結界が   崩壊して


鳥の   電気の結界が


故障しているという   合図だった


東北を襲う   雨嵐   洪水


もう東北を縛るものが   なくなりつつある







渋谷に巨大鼠が   闊歩している



東北の震災の修羅場が   フクシマとなったように


関東で何か起きたら


渋谷がフクシマのような   修羅場を迎えるような気がする



渋谷は複々線工事をしてから


東京の気の流れを   シャッフルした


配電盤の配線を   ごちゃまぜにして


帯電させている



巨大鼠が闊歩する   渋谷


東京の結界を   食い破っている


渋谷が東京を   飲み込んでいく
   




ネズミーランドの開業は


1983年の4月


その30年後の   2013年の4月に


フクシマの電源で   ネズミが死んだ



ネズミーランドが   東京湾のほとり


幻の火山の   火口側に作られたのは


あの場所でなければ   ならなかったのは


古い記憶ほど


あそこが   中心地であることを   覚えていて


あの場所に   ネズミのマスコットが   子供たちを集めて


たくさんの動物たちのキャラクター   被り物


色とりどりのお花や緑   お山や集落のようなアトラクション


まるで古代の   楽園だった時代を   再現している


最後に   電飾や花火で   魔法をかければ   


関東一円の   強力な結界になる




東京湾の   海のそばで   たくさんの子供たちが     


一か所に集められている様は   


人質に取られているように   みえなくもない   


怨霊から東京の結界を護る   防波堤になっているような  



考えて見たら   海抜1mもないような


地震も水害もある   脆弱な   埋立地の湾岸で


大量の子供連れ客を集める   巨大テーマパークを作るなんて


ちょっと考えられない


シーに行ったとき   壁の向こうに波が


東京湾が見えたとき   ぎょっとしたのを想いだす




アメリカ側は   こんな危険な場所に作ることを


ずっと反対していて   海抜を上げることを条件に


やっと許可したとか


日本側は渋々   盛り土をしたという





311が起きたとき


遠く離れた関東で   ネズミーランドが液状化し


入場客が   閉じ込められた


311以後   最大来客数を   更新しているけど


ネズミーランドに   リピーターが多いのは


おもちゃを欲しがる   子供や   赤ん坊のように


そこで生まれたエネルギーは


強力で中毒性のあるものだから


たとえ何が起きても   なかなか止められないし


鳥つかいたちにとって   


あそこはエネルギー補給場になっていて   


最後の砦を   死守している




トランジスタグラマー


鳥つかいの   女たちに


ンニーのラジオの名前が付けられたのは


偶然じゃなくて


この企業が   鳥つかいの筆頭だったから


鳥つかいが   電気つかいになったのは


トランジスタラジオが   世に出た


1960年代からかもしれない





ンニーの製品は   南国の鳥のような   色使い   


魚のような   流線型   形使い


ンニーの製品は   色っぽい


だから新製品が出ると   ついつい買ってしまう


そういっていたエンジニアがいたっけ


ンニーータイマーは   鳥頭タイマー


エンターティーメント産業に   進出したのも


おもちゃのような   アイボを作ったのも


遊びが大好きな   子供たちを   引きつけるから


今ではすっかり   金融会社になったのも  


お金が大好きな   鳥たちだから





色鮮やかな孔雀が   大きな羽を広げる


昔流れていたCMを   今でも覚えている


テレビの宣伝だった気がするけど


それがンニーだったかどうか   覚えていない


トランジスタグラマーの   モンローが   


地下鉄から吹いてくる風で


孔雀のように   スカートを広げたとき


女優から   歴史に残る   スターになった






私は   鳥つかいたちが   電気つかいになってから


1960年代から


やりすぎたように想う


ブランドを持ち上げて   見かけで選別を始めた


人には様々な個性が   味があるのに


ブランドでなければ   お眼鏡にかなわなければ


容赦なく奪って   与えなかった


家電は湯水のごとく   普及して


鳥の大好きな   金属の   ゴミの山が生まれた


暗い夜空も迷わぬよう   街は夜でも昼間のように明るくて   


鳥が羽を休める電線が   至る所に   張り巡らされた


すべては鳥のため   





電気が   結界を  有刺鉄線みたいに   バリアして


結界内のエネルギーを


過剰に増幅させた   


極端に集めすぎて   配分を狂わせた



閉ざされた結界内では


鳥つかいが   電気に乗せて運ぶ   


鳥の想念   子供の想念


そのエネルギーが   吹き荒れる


そのエネルギーに   染まって行く


大人は大人になれなくて   幼い人が増えて行く


ンニータイマーのように


時間のサイクルは   どんどん短くなっていくから


結界を張りなおしても   何をしても


追いつかない






鳥つかいが   電気つかいになったとき
   

インディアンが   鳥の羽をつける国


電気を発明した国が


戦後   超大国となった


311以降   一番傾いているのは


アメリカのように想う


持ち上げられていた国は今


梯子を外されようとしている




羽根を広げた孔雀のテレビCMが   ンニーのものだったとしたら


今でも記憶に残る   CMのシーン


ンニーは


テレビで   孔雀(雉)を映して


ウォークマンで   猿を登場させ


アイボで   犬を従えて


桃太郎のように   鬼退治をしていたんだな


そんなことを   ふと想った









こんなことを   うつらうつら


一通り   考えてたら


足の痛みは   嘘のように   引いていって


私は眠りにつくことが出来た




体に生じる痛みは   時として


見えない世界からの   メッセージで


大事なことに   気づいてほしい


そんな意味がある



病院の数は   薬の数は   増えているのに


病気やケガが   蔓延している世の中


私たちは本当はもっと


古い記憶に   見えない世界に


想いを馳せるべきなのかもしれない





オアフの木



恐怖! 渋谷はネズミに占拠されていた





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